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環境モデル都市 北九州で快適エコライフ

先人の知恵に学ぶエコライフ

寒さ暑さも工夫次第

 最近、盛んに言われ始めた『エコ』ですが、よくよく考えてみると昔の人たちの生活は『エコ』そのものだったような気がします。今のように便利なものがなかった時代だからこそ、知恵を出し、工夫して、暮らしていた。その暮らし方こそが『エコライフ』だったのではないでしょうか。
 例えば、冷暖房などなかった時代の暮らしには、エネルギーに頼らない寒さ対策や暑さ対策がありました。寒さ対策でいうと、ここ数年、再び人気が出ている湯たんぽもそのひとつ。湯たんぽの歴史は古く、室町時代に中国から伝わったとか。じ〜んわりやさしく伝わるお湯の温度が、なんとも心地いいですよね。海外、特にヨーロッパでは、今でも多くの家庭で湯たんぽが愛好されていて、クリスマスプレゼントの定番でもあるそうですよ。
 暖房の設定温度を上げる前に、まずは自分の体をひと工夫。人の体には熱を逃さないポイントがあります。寒い時は首や手首、足首といった関節や、おなかなどを衣類で包んで熱を逃さないようにすると、たくさん着るよりも保温効果が高まります。また、 冷えは下からくるので、ひざ掛けを使ったり、厚手の靴下やスリッパを履いたりするのもいいですね。ちなみに、上着を1枚増やすと体感温度は約2.2度、ひざ掛けは約2.5度、靴下は約0.6度上がるそうですよ。
 一方、暑さ対策としては、昔の人は五感を使って、いろいろな涼しさの工夫をしていました。

目から すだれ、青竹など
耳から 風鈴、せせらぎなど
鼻から 大葉、みょうが、香草など
口から 麦茶、なす、きゅうりなど
体感から 打ち水、麻や綿の衣服、木陰など

 現代にも受け継がれているものがたくさんありますよね。

捨てずに再利用する

 エコ活動の『3R』については、ご存知の方も多いと思います。これは、『Reduce(リデュース=ゴミを出さない)』、『Reuse(リユース=再使用する)』、『Recycle(リサイクル=再資源化する)』の3つのRを略した言葉です。まずゴミを出さないこと、次に出たゴミについては再使用するか、資源としてリサイクルすることによって、資源を大切に使い、ゴミをできるだけ出さない社会をつくることが『3R』の目的です。
 世界中でいろいろな取り組みが行われていますが、この『3R』についても、昔の人の知恵に学ぶことがたくさんあります。
 まず、食べ物については、野菜の切れ端を漬物にしたり、汁の具にしたり、あるいは卵の殻を器の茶渋落としに使ったり、植木の土に混ぜたりと、数え上げたらきりがありません。
 衣服についても同様です。特に丈夫な着物は、古くなると前掛けや、丹前(たんぜん)、座布団、おしめ、雑巾、最後はカラカラに乾燥させて焚き物として使っていたそうですよ。
 最近では、着物や帯をリサイクルして袋物やタペストリー、テーブルクロス、アクセサリーなどを作ったり、着られなくなった洋服を自分で縫い直してオシャレを楽しんだりする人も増えているようです。
 ものに愛着を持って、大切に長く使う。これこそ、私たちが今すぐできる『エコの原点』かもしれませんね。