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環境モデル都市 北九州で快適エコライフ

公害のまちから環境のまちへ

公害のまちから環境のまちへ

 工業都市として発展してきた北九州市は、かつて深刻な公害に苦しみました。工場の煙突から吐き出される七色の煙、汚れた海や川…。
でも、今の北九州市からは、とても当時の様子を想像することはできないでしょう。市民・企業・行政が力を合わせて公害を見事に克服し、美しい自然を取り戻したからです。
それだけではありません。北九州市は2008年7月、「環境モデル都市」に選定されました。低炭素社会の実現に向けて高い目標を掲げ、先駆的な取り組みにチャレンジする都市として国から認定されたのです。しかも、北九州市は認定第1号だったとか。
日本だけでなくアジア、世界を代表する環境モデル都市を目指して、行動計画「北九州グリーンフロンティアプラン」を策定し、さまざまな取り組みを進めている北九州市。今や、「環境」は北九州市の新しい代名詞になりつつあります。

目指すのは"低炭素なまちづくり"

 最近、「低炭素化社会」という言葉をよく耳にしますよね。これは、地球温暖化の主な原因と言われている温室効果ガスの一つ、CO2の排出が少ない社会ことです。
北九州市では、この「低炭素化社会」を実現するために、2030年にCO2の排出量を市内で2005年に比べて30%、2050年には50%、アジア地域で150%減らすという目標を掲げています。
実は、北九州市民一人あたりのCO2の年間排出量は約16トンで、全国平均の約10トンに比べて高くなっているということをご存知でしょうか? つまり、低炭素なまちづくりを行うためには、市民一人ひとりの協力が不可欠だということです。
 では、どうすればCO2を減らすことができるのか? 代表的な方法には、次のようなものがあります。

  • エネルギーの使用量を減らす=省エネ
  • 化石燃料(石炭・石油・天然ガスなど)から再生可能エネルギー(太陽光・太陽熱・風力・水力・地熱など)への転換を図る
  • 緑化などを促進する=樹木は光合成によって二酸化炭素を吸収します

決して難しく考える必要はありませんよ。私たちが日常生活の中で取り組めることも、たくさんあります。

良いものをつくって大切に長く使う

 さて、具体的な取り組みを始める前に、一つ大切なことがあります。それは、みんなが「理念」を共有するこということです。
低炭素社会とともに、市民みんなが将来にわたって豊かで幸せな生活を営む社会を実現するためには、「多消費型ではなく質を落とさず長期間大事に使っていく」、「所有ではなくみんなが共有していく」、「資源・エネルギーなどが地域内で効率的に循環する地域のストックを最大限活かし、高めていく」といった考えが必要です。
そこで北九州市では、市民みんなが取り組むにあたっての共通の基本理念を、「世代を超えて豊かさを蓄積していくストック型社会の構築」としています。
「ストック型社会」とは、良いものをつくって大切に長く使う社会のこと。よく考えてみると、昔の日本はそうだったような気がします。つまり、本来あるべき姿に戻る、ということなのかもしれませんね。
皆さんは、ネイティブ・アメリカンの間に伝わるという、こんな言葉をご存知ですか?
「この美しい自然は先祖から譲り受けたものではなく、子孫から預かっているものだ」
 子孫から預かっているということは、つまり、美しいまま子孫に返さなければならないということです。そう考えると、一人ひとりがもっと積極的に環境問題に関わっていかなければ、と思いませんか?
北九州市が進めている取り組みは、それこそたくさんあります。公害を克服した歴史と実績を持つまちならではの、独自の取り組みも少なくありません。詳しくは、市のホームページをご覧下さい。
次回は、私たちが今すぐにでもできる、『CO2を減らす暮らしの工夫』についてご紹介します。